2019大阪マラソン10Kへの挑戦1

堺シティマラソン4.5Kの部を完走した次のステップとして選んだのは、大阪マラソン10Kだった。2019年12月1日に行われる大阪マラソン42.195Kのプレイベントとしての10Kである。衝動に駆られ走り出してしまった2019年の序盤であった。私の足は走者としてまったく機能しない状態にあった。それもそのはずであり、毎日1時間ほど歩く習慣はあったとはいえ、そのフォームは不安定であったし、ましてや、走った経験といえば、高校の持久走以来である。とはいえ、私は自分が走る人間になったことを、公的なものにしたかったのだろうか?幼き頃に沿道で声援を行った大阪国際女子マラソンの出場権を獲得するのにそれが必要だったからだろうか?(それにしても気がはやくないか?)すでに、わたしは、陸協登録選手となっていたのだった、笑!!まだ、5kmでさえ走ることができない段階で年会費を払って、陸協登録会員になっていた。そう、目標は高くと言いたいところだが、ノリにすぎなかった....。

今回参戦した、10Kは、私の人生初となる10Kmマラソンであり、陸協の公認コースに選ばれている大会となる。ということで、この大会の結果は公認記録となる。わたしは、この日、選手となった。ナンバーB1155のスタート地点である長居陸上競技場のトラックの一画にBの区画を見つけた私はすでに整列が終わっている状態のスタート5分前に入ろうとしたのだが、「すいません、そこはCです。あなたは、Bです。」というスタッフの注意を受ける。Bのプラカードを掲げているスタッフは、B区画の後方に位置していることを知ったのだった。(なんだ、BのプラカードからB区画が始まると思ったからその一番後ろに入ったのに...苦笑)

ハプニングからのスタートとなったが、自らの位置すべきB区画の後方へ移動し、周囲を見渡せば、男性陣が多いのと40代くらいの小麦肌の女性が見受けられる。なんかガチッぽいよな?いや、わたしだって、ガチで練習したよね?.......

「選手のみなさん、まもなくスタートです....」

非常に耳慣れないアナウンスがきこえてきた。選手のみなさん?誰のこと?(そうかっ私のことか〜!!!!)とうとう、走り始めて4ヶ月、私は選手として10kmを今から走るのだ。

大阪マラソン10Kに申し込む時に、予想タイムを書く欄があった。その当時の私は堺シティマラソン4.5kmのFunRunを終えたばかりであり、気分が高揚しており、天真爛漫な楽観主義者であったのだろう。未経験者の強みだ。なんとなく、1km5分ペースで走って50分くらいか!そんな安易な考えで予想タイム50分で申し込んでしまったのだった。これが、後々、(なんてバカな申請をしてしまったんだ...)悪夢となった、笑。堺シティマラソンが2019年4月29日、その時の4.5kmのタイムが23分9秒。1kmをほぼ5分ペースで走れてるし、2ヶ月後にはもっと速くなっているから、5分×10で、50分だー!!申請かんりょー!!なんて、なんて、天真爛漫で、楽観主義だったんだろう!!私は、兎に角、スタート時に自分の遅さにより周囲の人々に迷惑をかけたくない一心で、B区画の最後列に位置したのだった。「では、スタートです!!がんばってくださーい。」初の10kmがとうとうスタートしてしまった。